OVERVIEW
ジビエをおいしく食べて
地球をちょっといい方向へ
カーボンオフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。植林などによるCO2の削減が代表例として挙げられますが、私たちは徳島県で処分される害獣(ジビエ)、未利用魚(アイゴ)を利用することで取り組みます。
POINT
-
01
グリーンカーボンで脱炭素社会に貢献
実は、牛や豚などの畜産資源を育てるのに大量のCO2が排出されています。精肉1キロ当たりの排出量はCO2換算で約7.8キロとされております。
また、国内で育てられた黒毛和牛の場合、頭や内臓を取り除いた骨付きの枝肉1キロ当たりの排出量はCO2換算で23.1キロで、そのうちゲップなどで出るメタンが半分余りを占めてます。これらを自然に育っている動物の肉で代替えすることでCO2の削減へ寄与できます。農産物の鳥獣害被害を解決する森林保全にも繋がります。クセのある肉というイメージが持たれやすいジビエ肉ですが、処理方法や設備状況が改善され、より高品質なジビエ肉が流通されるようになっています。
また調理方法で、さらに美味しくいただくことができます。 -
02
ブルーカーボンで脱炭素社会に貢献
アイゴは徳島県南部では干物で食べる文化があります。内臓に独特の臭みがあるので全国的には未利用魚として扱われます。
またアイゴはワカメやヒジキ・アカモクといった海藻類を食べてしまい、海の生育環境を悪化させる磯焼けの原因の1つとして知られています。
美波町では一般社団法人藻藍部(設立:三井共同建設コンサルタント)の協力のもと、アイゴを活用したメニューを開発し、アイゴの消費を促す取り組みをおこなっています。
未利用魚として扱われますが、ジビエと同じく下処理をしっかりすれば、鯛に引けを取らない味わいのある白身魚で、さまざまな料理で美味しくいただくことができます。 -
03
官民連携でのエリアリノベーションで価値向上
門真市では、門真市駅・西三荘駅周辺のエリア価値向上を図るため、小さく試すことで少しずつエリアに変化を起こす「エリアリノベーション事業」に取り組んでいます。公民連携による門真市駅周辺エリアリノベーション推進会議を設置し、エリア価値向上に資する取り組みを行っています。
門真市駅周辺は市の玄関口であることから、市の特徴である「ものづくり×まちづくり」をコンセプトに、住民や働く人など多様な人が交わる結節点として公民連携によるまちづくりを進めています。